「結婚したら専業主婦になりたい」そう考えて婚活を始める方は少なくありません。私もそうでした。
しかし、現代では共働きが主流となり、専業主婦希望の女性は「楽したいだけ」と受け取られたり、男性からお断りされてしまうケースも。専業主婦を狙う女性の場合、うまくいかない婚活の特徴があります。この記事では、あなたの希望が叶えられるかどうか、そして専業主婦に向いている人は?といった疑問にお答えします。
主に以下の内容について解説
- 専業主婦希望の現実的なデータ
- 男性が共働きを望む本音や心理
- 専業主婦のメリット・デメリット
- 専業主婦を目指す具体的な婚活のポイント
婚活で専業主婦狙いは厳しい?現実的なデータと男性の本音

- 婚活で専業主婦を希望する割合は?
- 専業主婦になってほしい男性の割合
- なぜ専業主婦希望は「楽したいだけ」に見えるのか?
- 専業主婦希望が「むかつく」と言われる理由
- 専業主婦希望で婚活がうまくいかない女性の特徴
- 専業主婦を望む男性心理とは?
- 専業主婦希望で「お断り」される理由
- 専業主婦希望の「悲しい末路?」注意すべきデメリット
婚活で専業主婦を希望する割合は?
結婚相談所や国の調査によると、結婚を機に専業主婦を希望する女性は全体の約1〜2割に留まっています。特に若い世代の女性ほどその割合は低く、共働きが当たり前になりつつある現代の価値観を反映しているといえます。
一方で、長年のキャリアを経て「家庭に入ってゆっくりしたい」と考える40代や50代の女性に、専業主婦を希望する方が増える傾向が見られます。とはいえ、若い世代に比べて母数が少なく、婚活市場でも珍しい存在となりつつあるといえます。
専業主婦になってほしい男性の割合
「自分一人で家族を養いたい」と考える男性は、果たしてどのくらいいるのでしょうか。残念ながら、国の調査によると、専業主婦を希望する男性は全体のわずか7%にとどまっています。
この数字は年々減少傾向にあり、特に若い世代ではさらに割合が低いとされています。そのため、専業主婦を希望する女性は、必然的に出会える男性の数が限られてしまうのが現実です。
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なぜ専業主婦希望は「楽したいだけ」に見えるのか?

多くの男性が、専業主婦を希望する女性に対し「ただ単に楽したいだけなのではないか」という印象を抱きがちです。なぜなら、仕事は満員電車での通勤や人間関係のストレス、責任のある業務など、多くのプレッシャーに晒されるものだからです。
仕事と家事のどちらが大変かという比較論になった際に、「仕事の方が大変だ」と考える男性が多いと言えます。また、男性が抱く懸念点として、経済的な不安や「社会とのつながりがなくなり、世間から感覚がずれるのではないか」といった点が挙げられます。男性は、妻が自立して生活できるかどうかも重視しています。
多くの男性が、女性に専業主婦を希望する女性に対して「もし自分に何かあったときに、妻が自立して生活できるのか」という不安を感じています。この点は、婚活において避けて通れない現実的な課題と言えるでしょう。
専業主婦希望が「むかつく」と言われる理由
SNS上などで専業主婦希望者が「むかつく」といった厳しい言葉を投げかけられるのはなぜでしょうか。その根底には、論理よりも感情を優先するコミュニケーションスタイルへの反発があると考えられます。
多くの人は、仕事を通じて責任を果たし、成果を出すことで社会的な評価や自己有用感を得ています。一方で、専業主婦の場合、その評価軸が「夫」や「子ども」といったごく狭い範囲に限定されがちです。
そのため、外部から少しでもその価値観を否定されると、強い拒絶反応を示し、感情的な反論に走る傾向があるようです。結果として、冷静な議論が成立せず、「なぜ自分の価値観を理解してくれないのか」という不満が「むかつく」といった感情的な言葉につながってしまうのです。
専業主婦希望で婚活がうまくいかない女性の特徴
専業主婦を希望する女性が婚活でうまくいかない場合、いくつかの共通の特徴が見られます。多くは、自分の理想ばかりを追い求め、現実的なリスクや相手の価値観を理解しようとしない点です。
例えば、仕事の責任や大変さを理解せず、「家事と育児だけなら楽」と考えている場合、男性は今後の結婚生活に不安を感じてしまいます。
また、家事や育児の分担について「専業主婦だから全て私がやる」という覚悟がない場合も、意見の食い違いから破局につながることがあります。さらに、経済的に完全に依存することを前提にしているため、もしもの事態に対する備えがまったくないという特徴もあります。
専業主婦を望む男性心理とは?
専業主婦を望む男性は、多くの場合、「優位でいたい」という心理を強く持っています。男性で、女性側の収入が自分よりも高いと気にする人が一定数いるように、女性が自分に経済的に依存している状況に安心感を覚える傾向があります。
また、家業を営んでいる場合や、仕事に集中したいと考えている場合も、家庭を任せたいという理由で専業主婦を求めることがあります。しかし、データによると、こうした男性は全体のわずか7%しかいないのが現状です。
専業主婦希望で「お断り」される理由

専業主婦を希望する女性が婚活で「お断り」されてしまう背景には、単に「楽したい」という印象だけではない、より現実的な理由が存在します。
一つには、現代の生活費は夫婦共働きが前提の収入水準になっているという点が挙げられます。男性一人の収入で子どもを育て、家を建て、老後の資金を貯めることは、ごく一部の超高収入層を除いて非常に困難です。また、家事や育児の分担に対する価値観のズレも大きな理由となります。
「専業主婦なのだから家事は全て完璧にやってほしい」と考える男性と、「家事育児も協力してほしい」と考える女性の間で、意見が食い違うことは少なくありません。このように、理想と現実のギャップが明確になることで、早い段階でお断りされてしまうのです。
専業主婦希望の「悲しい末路?」注意すべきデメリット

専業主婦という生き方は、安定した生活に見えますが、同時に大きなリスクも伴います。安易な気持ちで専業主婦になると、悲しい末路に陥る可能性もゼロではありません。
最も大きなデメリットは、経済的に完全に相手に依存してしまうことです。これは、夫の浮気やモラハラ、DVなどがあった場合でも、経済的な理由から「逃げられない」状況を生む可能性があります。
もし夫が突然働けなくなったり、リストラされたりした場合、自分に収入源がないため一家が路頭に迷うリスクもあります。社会との接点が減り、自分自身のアイデンティティや自己肯定感が揺らいでしまうこともあるでしょう。
専業主婦の生活は、経済的な自立を放棄することでもあります。離婚になった場合、キャリアがないため再就職が難しく、自立した生活を送ることが困難になる可能性もあります。憧れだけで判断せず、現実的なデメリットをしっかり理解しておくことが重要です。
婚活における「専業主婦」の価値観と攻略法

- 専業主婦を希望する理由は何ですか?
- 専業主婦に向いている人の特徴
- 専業主婦になってほしい男性がモラハラ気味なのはなぜ?
- 婚活で専業主婦狙いを成功させるポイント
- 婚活おばさんが専業主婦を目指す現実
- 婚活で「専業主婦」を狙うための戦略まとめ
専業主婦を希望する理由は何ですか?
なぜあなたは専業主婦を希望するのでしょうか。その理由は人それぞれで、大きく分けて3つのタイプに分けることができます。
一つ目は、単純に「働きたくない」という考えです。仕事のストレスや重圧から解放されたいという気持ちから、専業主婦という道を選ぶケースです。
二つ目は、家事や育児に専念し、家庭をしっかり守りたいという明確な目標がある場合です。これは昔ながらの価値観を持つ女性に多い傾向があります。
そして三つ目は、自分のキャリアプランの一環として専業主婦を選ぶタイプです。例えば「子どもが小さいうちは育児に集中したい」といった期間限定の専業主婦や、「結婚を機に副業を本格化させたい」と考える場合です。
男性から最も理解を得られるのは、家事や育児に強いプロ意識を持ち、それを今後の人生プランとして語れるタイプです。
専業主婦に向いている人の特徴

専業主婦は、誰でもなれるわけではありません。特に、以下のような特徴を持つ人は、専業主婦として成功しやすいと言えます。
- コツコツと黙々と作業をこなせるタイプ:家事は日々の地道な作業の繰り返しです。これを苦にせず、完璧にこなせる人は向いています。
- 自己肯定感が高い人:社会との接点が減る中でも、自分自身を認め、褒めることができる人は精神的に安定しやすいです。
- 客観的に自己を評価できる人:自分の価値が「夫や子どもからの評価」に偏らず、客観的な視点を持てる人は、依存的な関係に陥りにくいです。
逆に、「何から何まで誰かに養ってもらいたい」「楽をしたい」という考えで専業主婦を目指す人は、この役割に全く向いていません。専業主婦は、プロフェッショナルな役割だと理解することが大切です。
専業主婦になってほしい男性がモラハラ気味なのはなぜ?
前述の通り、専業主婦を望む男性は、女性が自分より優位に立つのを嫌い、優位でいたいという心理を強く持っている傾向があります。そのため、相手を経済的に依存させ、自分のコントロール下に置きたがる男性も少なくありません。
このような男性は、自分が稼いでいるのだからと、家事や育児に口出ししたり、妻の行動を制限したりするモラハラに発展する可能性も否定できません。これは、健全なパートナーシップを築きたいと考える女性にとって、大きなリスクとなります。
男性側も「都合の良い専業主婦」を理想とする一方で、女性側も「お姫様のように扱われたい」と望むため、両者の理想がかけ離れており、結果的にうまくいかないケースが多いのです。
婚活で専業主婦狙いを成功させるポイント
専業主婦を希望する気持ちを正直に伝えることは重要ですが、伝え方を間違えると「お断り」につながります。最も効果的なのは、「楽したい」という印象を払拭し、「家庭のプロ」としてのアピールをすることです。具体的には、プロフィールや会話の中で、以下のような点をポジティブに伝えてください。
- 家事全般が得意で、パートナーが仕事に集中できる環境を整えたいと伝える。
- 子どもの教育や心身の成長にしっかり向き合いたいという、明確な理由を提示する。
- 家計を任された場合でも「きちんと管理して資産形成に貢献したい」と、経済観念があることを示す。
- 働くことへの意欲がないわけではなく、あくまで「パートナーと話し合って決めたい」という姿勢を見せる。
このように、単に「専業主婦になりたい」と伝えるのではなく、あなたが家庭にどう貢献し、どのような価値を提供できるのかを具体的に示すことが、男性の心をつかむ鍵となります。
これでうまくいった!「専業主婦になるための効果的なアピール方法」は以下の記事を読んでください。

婚活おばさんが専業主婦を目指す現実
前述の通り、婚活おばさんと呼ばれる年代の女性に専業主婦を希望する人が多い傾向があります。しかし、この年代の女性が婚活で専業主婦を目指すことは、非常に厳しい現実が待ち受けています。
なぜならば、多くの男性は結婚相手に「年齢」という最も重要な要素を求めるためです。年収が高い男性も、自分より若い女性を好む傾向にあります。そのため、年齢を重ねてから専業主婦を希望する場合、競争率が非常に高くなり、結婚への道のりは険しくなるでしょう。
男性からすると、「今までのキャリアを捨ててまで専業主婦になりたい理由」が明確でないと、結婚後の生活に不安を感じてしまうのです。
婚活で「専業主婦」を狙うための戦略まとめ

- 専業主婦希望者は少数派で、専業主婦を望む男性はわずか7%程度
- 「楽したい」という印象を避け、「家事や育児のプロ」として貢献意欲をアピール
- 経済的な依存や社会との断絶といった、専業主婦のデメリットを理解しておくこと
- 男性から「お断り」される主な理由は経済的な不安であると認識する
- 年代に応じた戦略が必要で、特に年齢が高くなるほどプロ意識を見せること
- 年収600万円以上の男性や特定の職種など、ターゲットを絞り込むと成功率がアップ
- 婚活アプリより結婚相談所の方が、効率的に希望の相手と出会える可能性が高い
- 「経済力だけでなく、価値観が一致する相手を選ぶことが何よりも大切
- 万が一に備え、経済的な自立ができるよう資格取得などの自分磨きも大事